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顎関節症

顎関節症

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最近,顎関節症が非常に増えています。

顎関節症についての詳しい症状などは、他の多くのホームページにあり

ますので省略させて頂きます。ここでは私が今までに診察治療してきた

経験から考えられることを記します。

顎関節症は鍼灸の適応症です

多くの人は顎関節症を鍼灸で治療するとは想像しないでしょう。

しかし顎関節症も主に顎関節の関節炎ですから、鍼灸の適応症です。

 ではなぜ顎関節に炎症が起きるのか。ここが歯科や口腔外科との考え

に違いがあります。歯科や口腔外科の考える顎関節症の多くは、歯の

かみ合わせによるものや、頭骸骨のズレなどが原因とされ、実際の治療

においてもその改善を中心に行なわれています。

しかしよく考えてみてください。生まれてこの年になるまでに

なぜ顎関節症が発症しなかったのか?かみ合わせや、骨のズレが

そんなに急に出現するのか?

事故などで頚椎を痛めたことがきっかけとかなら解りますが、そんな人は

稀でしょう。又最近食べなれない硬いものを食べることが多くなったから?

よく顎関節を使う仕事に変わったから?(そんな仕事特殊ですよね)

おおかたの人は心当たりがなく、また特殊な理由なしに発症して

いるはずです。

原因と経過

では私の結論。

顎関節症の原因の中心は精神的ストレスと考えられます。

(もちろんこれだけが原因のすべてではありません。やはり原因は

複合的なものです。)

ストレスと関節炎???関係あるの?と疑問に思う人もいるかもしれま

せんがこれは西洋医学でも言われている事なんです。しかし原因の一部

と考えられているだけです。

私の経験で言わせて頂くと、顎関節症の原因は、ストレスが9割以上です。

人はストレスがかかると知らず知らず緊張します。何処が一番緊張するか

といいますと、肩から首です。(人によりますが、多くの人がそうです。)

昔から緊張を解くためによく「はい、肩の力をぬいて~」などと言われるので

分かると思います。また口を閉じたままの仕事(パソコンなど)等でストレスが

かかると、知らないうちに歯をくいしばったりします。そうすると顎関節を動かす

筋肉がずーと緊張した状態になります。

肩から首の筋肉や顎関節を動かす筋肉が長時間緊張していると、

疲労します。疲労した筋肉は硬くなり末しょうの流れが悪くなる。

この顎関節周囲の筋肉の緊張や疲労、また首の筋の緊張などから

顎関節内の軟骨がずれたり、顎関節周囲の末しょうの血流が

悪くなり、(気の流れが悪くなる)その結果顎関節に炎症が起こると

考えられます。そして炎症が長引くとその炎症により軟骨が破壊され

関節が変形していきます。

治療の考え方

原因が解ればそこの緊張を無くすのが先決です。まず肩、頚、ひどい時は

顎関節周囲の筋を中心に治療を行ないます。決して痛くありません、

強い刺激は必要ないのです。痛い刺激は逆効果です。

その後今度は全身的にバランスを崩したところを治療していき、

日々の疲れをためないように日常生活の指導や助言をしながら

炎症の起こりにくい体づくりをしていきます。

私の考えからすると、顎関節のずれを修正することは逆に

肩頚や周囲の緊張を増して炎症を長引かせるように思われます。

考えてもみてください、歯に物が挟まっただけで気持ち悪いものです。

下手に器具なんか入れたら余計ストレスがかかります.

周囲の筋の緊張した状態で、いくら無理やり修正してもだめです。

むしろ悪化します。要は関節がいい位置になれない原因を除いて

あげれば、体はひとりでに治るもんなんです。

しかし現在歯科や口腔外科の治療で落ち着いている方はそれを

継続されることをお勧めします。私の考えはそのすべてを否定する

ものではありません。そのやり方で実績をあげておられる先生方も

多いでしょうし、病気の治療には相性もあります。

今の治療でなかなか治らない方、半年以上たってもあまり経過の

よくない方一度尋ねてみて下さい。

当院での症例

 29歳女性 伊丹市在住

 3週間前に口が開けにくくなってきた。そのうえどんどん痛くなってくる。2週間後に歯医者を予約しているが、インターネットで見つけたので来院。

 口を開けようとすると、ぱっきっという音がして、痛みもある。左耳の奥もつねられるような痛みがある。10年前の寒い時期にも同様の症状が出た。このときは温めたりビリビリする電気で3ヵ月で治った。

 治療は、1回目で楽になったのを感じた。顎関節症については、4回で症状はまったくなくなった。肩こりやその他の症状に関しては、これから体調管理とともに治療していく。

 

 今回は、症状が出てから早かったのと、薬などの副作用がなかったので治癒も早かったのだと思う。

62歳 女性 (伊丹市在住)

症例1 56歳(初診時) 女性

初診時より5年前から顎関節症を患っている。あくびができない、発音が不明瞭、飲み込み困難、これらによる不眠などがあった。これに加え、1年前より両耳から液がのどに流れる、耳が痛い、めまい、耳鳴りが出現。さらに1か月前から特に左耳で自分の声が大きく響く、呼吸、咳の音がシュシュッと漏れたように聞こえる。とても不快で、音が響くと突然動悸がするなど気分が急に悪くなったり、話をする、食事をするときも辛い。

耳そのものに関しては専門医に診ていただいているので当院では「自律神経系の治療」をしていく方針。相当自律神経の弱りとバランスの崩れがあるので注意深い治療が必要だ。仕事を辞めようかと言っていたがやめずに治療することを勧める。週2回の治療を2か月続ける。調子が良かったり悪かったりしながら、4か月後にはよくなってきている実感が出てきた。ふらつきも少し良好、両耳の通気もよく通り、耳鳴りも減少しつつある。めまいはまだ少しある。5か月目に入ってから仕事で2週間空いてもめまいがきつく辛くてもその後は良くなってきたものの、治療を空けると症状がぶり返す。

症状がぶり返す前に前に手を打つようにしていかないと治癒には向かえない、と本人もわかったようで、週1回を決められました。その後冬に入っていくのでひどくならないようにしていく。1年を過ぎたころ、顎関節症の症状がなくなる。訴えが、ふらつき、左耳の調子、めまい、耳鳴りになる。週1回にしてから4か月後、週に1~2回楽な日が出てくる。良い日がちょくちょく出ながら8か月目に手のこわばりが出現。その1か月後にかかとの痛みが出る。10か月後はふらつきはあるものの元気は元気、自転車に乗るのか気持ちいいとのこと。

2回目の冬が来るので悪くならないようにする。仕事関係が大変でストレスが今まで以上にかかり、治まりつつあった両耳鳴りと、水が出る感じが出現。その後も週1回を続け初診から丸3年で月2~3回、丸4年で月2回、自分の調子で来院。その後も仕事も定年まででき、さらに2年勤務できた。現在月1回の予防で来院中。