顔面神経
寒さ、風に注意
そういえば、昨年の12月から急に顔面神経麻痺の患者さんが増えてきました。
疲れ、寒さにはもとより、風を顔や、耳に当てないようにしましょう。
たとえば夏でも、顔に扇風機の風を当てたまま寝てしまった。そのあとに顔面神経麻痺になった・・・ということをよく聞きます。
顔面神経麻痺の前兆
当院に来られる顔面神経麻痺の患者さまで、顔面神経麻痺の前兆で一番多いのは、「耳の後ろが痛かった。」または「耳の中が痛かった。」という症状です。脳に何かがない限りはすぐに鍼灸治療へ。
顔面神経麻痺は弱りから
顔面神経麻痺は、長期のストレスによる体の弱りからなります。
ですので治療の初期はきつい刺激を与えてはいけません。
体に元気を補う優しい治療を基本にします。
ある程度ストレスが取れ、体調が戻ってきたときに少し刺激を与える治療を加えます。
以前は西洋医学ではパルスを使っていましたが最近ではお薬のみで、触らないように、という指導をされているようです。お顔のマッサージは厳禁です。
ただ、まれに触らないようにして治っていく人もいますが、麻痺のまま顔面が固まってしまう人もいます。2~3か月ほったらかして「動かないんです」と言って来院される方も多いです。
西洋医学のお薬と併用してもいいので、顔面神経麻痺になったらすぐ、鍼灸院をお尋ねください。すぐにです。6か月を超えると難しいです。
顔面神経麻痺は直後に治療が一番
顔面神経麻痺は、なった直後が一番治るんです!
その日に来てほしいです。
お医者さんと掛け持ちでもいいから来て!と思います。
顎関節症もね。
顔面神経麻痺
顔面神経麻痺は、早く鍼灸で治療した方が早く治ります。早ければ早いほど早く治ります。
「でも~西洋医学の点滴もしてるし~」大丈夫。併用してもOK。「僕の顔面神経麻痺、手術しないとわからないとか言われてるんです」じゃあ最後の手段として鍼灸をしてみてください。少しでも動くようになります。時間をかければ素人目にはわからない状態までなる可能性もあります。
筋肉が硬直しない間に即治療です。
顔面神経麻痺のトレーニング法
「麻痺した側を意識して、動かそうとしてください。」と言ってきました。
「そんな器用にできへんわ~」「意識するのが難しいわ~」という患者様がいらっしゃったので、
どうすればいいかを考えていたら、おしゃべりしている間にひらめきました。
器用にできないのは当たり前ですので、そこは気にせず、
「麻痺してない側に手を当てて、筋肉を動かさない感じにし、(動いてもよい)
麻痺してる側を動かす感じにする(動かなくてもよい、いずれ動き出す)
あせらず、疲れない程度に。」
これなら「意識」して麻痺側のトレーニングができますよね。
私の知人で、顔面麻痺になった尼さんがいますが、
その方は毎日大きな口を開けて、般若心経を唱えるのをトレーニングにしていました。
動かす感じってどんなの?
何でもいいです。知人は般若心経でしたが、普通に「アイウエオ」でもいいし、
「ウウィンク」でもいいんです。