肩
姿勢がいいとは
上半身に意識を置くのではなく、下半身に意識を置くのです。
おへその下に意識を置き、足の母指球に体重をかける。
ほら、自然に胸が張ってくるでしょう?
無理やり猫背をどうにかしようと胸をそらして背中を縮めたりしない。苦しいだけです。さらに背骨に負担がかかるだけです。
この姿勢を心がけていたら、肩こり、腰痛、ひざ痛が楽になった、便秘が解消した、という方がいたらご一報ください。
肩凝りは神経のコリ
神経と言っても運動神経じゃなくて、交感神経の緊張です。
という説明をしたら「え?気持ちですか?」と聞き返す方は多いと思いますが、交感神経も副交感神経もちゃんと体に存在しています。
筋肉の緊張だとするとと軽い運動や揉んだりすれば取れますが、交感神経の緊張ですと、その時は気持ちいいのですが、すぐ凝り感が戻ってきます。
鍼は交感神経を緩める作用があります。
変形と痛み
ひどい膝の変形のある方に「痛いですか?」と尋ねると「痛みはもうない」と言われました。
そうなんです。変形してるからと言って痛いのではなく、変形していく最中が痛いのです。
ですから、「ここの骨が変形しているから痛いんです」とは一概には言えない。神経痛かもしれないし、筋などの組織を痛めているかもしれない。
最近は、慢性の肩こりや痛み、慢性の腰痛、片頭痛などは自律神経の乱れから来るものが多いと言われている。
四十肩・五十肩
四十肩・五十肩は老化の一種です。治療は局所の治療だけではなかなか治りません。局所の治療をする前に、老化=中医学では「腎虚」の治療をしないといけません。局所のみの治療ですと、逆に悪化をするかもしれません。どうしても家で何かをしたいというなら、急性期はストレッチなどするべきではないですが、慢性期には軽くストレッチをして固まらないようにしましょう。
しかしながら、「腎虚」を補っただけで、ストレッチもせずに治った方もいらっしゃるので、早めの治療をお勧めします。